油そばとラーメンを経営から考える。
ラーメン屋より油そば屋のほうが経営が楽ではないか?
ふと油そばを食べながら思ったので整理してみよう。
ラーメンと油そばの違いは一点だけである。
食材としては麺、チャーシューなどのトッピング、サイドメニューもほぼ同じ。
価格帯はどうだろうか?どちらもだいたい700-900円ほどだろうか。
店舗の構造もほぼ同じだ。
違うのはスープの有無、これだけである。
このスープの有無がラーメンと油そばに決定的なコスト差を生み出しているのではないか?
ラーメンのスープの仕込みにコストがかかる。
自家製スープをうたった店では、そのほとんどが長時間の煮込み作業を謳っている。
その人件費や、寸胴を温め続ける光熱費はおそらく原価の中でも無視できないだろう。
また材料も様々なものから取っているのでは?
少量多品種の仕入れが、コストを上げることは明確だろう。
またスープの仕込みは技量が必要だと思う。
新人のバイト君にはそう簡単にできる作業とは思えない。
その一方で油そばはスープがいらない。
おそらくだが油にスパイスを混ぜるだけのタレだと推測する。
なので長時間の仕込みも必要ない。
またレシピさえあれば誰でも作れそうだ。
油そばのラーメンに対するコストの優位性はこれで明らかとなった。
その証拠にラーメンではありえない、油そばの面増量システムがあるのではないか。
150~300gまで同料金なんてラーメンでは見たことがない。
コストに余裕があるから麺増量無料という荒業が可能になると思う。
もしやるなら油そば屋一択ですね。
何よりにおいが少ないし、店内が比較的熱くなさそう。